こんにちは、激辛ジョニーです。
主に激辛系YouTuberとして活動しています。
- 今まで食べた激辛料理は2000食以上
- 日本全国の激辛料理店を回っています
皆さんは近年、激辛ブームが起こっているのをご存知でしょうか?
昨今では、テレビなどでも激辛コーナーが取り上げられたり、『激辛グルメ祭り』と言った激辛イベントも開催され人気を呼んでいます。
人々を熱狂させる激辛の根元はどこにあるのか?
なぜ、人は激辛料理を食べるのか?
今回は、激辛ブームが起こった背景、歴史を解説していきたいと思います。
- 不景気になると激辛の消費が高まる
- ストレス解消に激辛料理が好まれる
- 年々、辛さのレベルが上昇している
目次
激辛ブームは景気が影響している
『激辛』と『景気』は深く関係している。
もともと、辛い調味料は、素材を保存したり、鮮度を保つために使われてきました。
素材が良ければ、本来の旨味を活かすので、むやみに調味料を足したりはしません。
実際に、和食懐石料理屋や高級フレンチなどでは、辛い料理が出てくることは、ほとんどありません。
これらの流れを汲み取ると、不景気の中では、安くて貧しい食材でも美味しく満足するために、刺激的な香辛料を使った料理が好まれる傾向にあります。
ストレス社会が生み出す激辛欲求
疲れやストレスを感じると無性に辛いものが食べたくなる経験をした事はないだろうか?
唐辛子を使った辛い料理を食べると、脳内にアドレナリンを分泌させ、発汗が促されたり一時的な興奮作用があります。
医学的にアドレナリンが放出され続けられる状態は、身体への負担が大きいと言われています。
そこで、分泌されるのが『エンドルフィン』と呼ばれる物質で『多幸感』などを感じられるので『脳内麻薬』の作用があります。
この快感を本能的に覚えている為、社会的ストレスなどを感じた場合、辛いものが消費されやすくなる傾向にあると言われています。
- 不景気になると激辛の消費が高まる傾向にある
- ストレス解消に激辛料理が好まれる
- 唐辛子は昔から、素材の保存などに使われてきた。
激辛ブームの歴史
第一次激辛ブーム(1985年頃)
日本ではこれまで『激辛ブーム』が何度も起こっていますが、その最初は1985年頃と言われています。
1986年には、流行語大賞で『激辛』が銀賞に選ばれました。
この頃が、いわゆる『第一次激辛ブーム』と言われる時期なのですが、当時はバブル真っ只中で労働時間など度外視した働き方が多く見受けられました。
- 神田淡平
東京神田にある煎餅屋。
激辛煎餅誕生のお店であり、1986年には淡平の造語『激辛』が流行語大賞銀賞を受賞した。
第二次激辛ブーム(1993年〜1999年頃)
バブル経済が崩壊し、世の中は不景気に。
この時期には、タイ料理やベトナム料理などの東南アジア系のエスニック系の辛さが流行りました。
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第三次激辛ブーム(2003年〜2010年頃)
バブル不景気を抜け出し、働き盛りの競争社会へ。
この時期には、激辛唐辛子『ハバネロ』が登場し、これまで以上にさらに上の辛さレベルを求める傾向に。
- 蒙古タンメン中本
東京板橋区に本店を構えるラーメンチェーン店。
タンメンなどの激辛メニューで人気店となり、その味を再現したカップ麺も販売している。
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当時世界一辛い唐辛子としてギネスに登録されていた『ハバネロ』を使用したスナック菓子。
第四次激辛ブーム(2018年頃〜)
スマホやAIなどの普及により効率的で生産性の求められる時代に。
唐辛子の辛みだけではなく、『花椒』の痺れや『ゆず胡椒』などの香辛料が人気を集めます。
また、デスソースや激辛ペヤングと言った超激辛商品が話題になったり、激辛唐辛子『キャロライナリーパー』や『ブートジョロキア』などがギネス記録を塗りかえました。
- デスソース
もともと、激辛チャレンジ企画で作っていた激辛ソースが始まりで商品化。
強烈な辛みがあるので取り扱いに注意が必要。 - 激辛ペヤング
まるか食品株式会社が手掛けるペヤング焼きそばの激辛シリーズ。
即席麺とは思えない強烈な辛さが話題を呼び、YouTuberなどに広く紹介されました。
- 年々、辛さのレベルが上昇している
- 現在は、第四次激辛ブーム
第四次激辛ブームのこれから
これまで激辛ブームが起こる背景には、景気やストレス社会などが関係していると解説してきました。
昨今の国内では、アベノミクスで景気回復の兆しはあるものの、各家庭、各個人には実感がないもの。
ネットの普及により、様々な情報を容易に閲覧したり、個人の意見を簡単に発信できる時代になりました。
インターネット上での誹謗中傷などで、ますます社会は疲弊するばかりです。
この状況を汲み取ると、まさに激辛ブームが起こる条件に当てはまっております。
また、YouTubeなどのSNSで気軽に激辛グルメを調べられる時代。
超美味しい旨辛料理、罰ゲーム級のインパクトある激辛メニューなどは、瞬く間に世に発信され、話題を呼ぶことでしょう。
- 激辛ブームの起こる条件を満たしている
- SNSの普及により一層幅広く激辛情報が共有される
注目の激辛メディアやイベント
有吉ゼミ激辛コーナー
あばれる君や関口メンディーさんが不定期交代でメイン挑戦者となり、その他ゲストを数名加えて激辛メニューに挑戦する企画。
毎回、涙あり笑ありの人気コーナーです。
テレビ東京深夜ドラマ『ゲキカラドウ』
2021年1月からスタートする深夜テレビドラマ『ゲキカラドウ』。
激辛道(ゲキカラドウ)を真剣に追い求めていく男性が男としてだけでなく、仕事人としても成長していくさまを描く。
新感覚の激辛グルメコメディドラマです。
漫画『激辛課長』
激辛料理が大好物だと、可愛い女性部下の前で強がってしまった課長。
見栄を張った代償は大きく、部下に連れて行かれる激辛料理店の数々。
あまりの辛さに悶絶!けど、旨い。
登場する激辛料理店は、実在するお店です。
激辛グルメ祭り
激辛グルメ祭りは、毎年夏から秋に開催される日本最大の激辛グルメイベント。
多くの激辛ファンに支持されている激辛グルメの祭典です。
まとめ
- 不景気になると激辛の消費が高まる
- ストレス解消に激辛料理が好まれる
- 年々、辛さのレベルが上昇している
【関連記事1】
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韓国の旨辛カップ麺『辛らーめん』の人気の秘密
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