こんにちは、激辛ジョニーです。


主に激辛系YouTuberとして活動しています。


メモ
  • 今まで食べた激辛料理は2000食以上


  • 日本全国の激辛料理店を回っています


今年に入ってから七味唐辛子の口上をマスターするべく、絶賛修行中です♪


口上は、お客さんに商品の説明をしながら売る大道芸のようなものですが、肝心の材料の意味を知らないと何を説明してるのか分かりません。


そこで、今回は七味唐辛子の口上に出てくる、材料などを詳しく解説していきたいと思います。

要約
  • 七味口上は、7つの材料を配合して作っている


  • 各種材料は、各地の名産品を取り寄せている



  • 『七味口上』は、江戸時代から続く伝統芸

七味唐辛子の口上売りとは?


七色唐辛子
引用:SPINDRIFT



その昔の七味唐辛子の販売方法は、材料を別々の容器に入れておき、客の目の前で客の好みに合わせて調合していました。



その際に材料を説明する口上が、リズミカルで面白く、その後大道芸の一種になり、特に人気の者は雇われて演じる事もありました。



現在では、東京の浅草や埼玉の川越の屋台などで『七味唐辛子の売り口上』を聞くことが出来ます。

辛さ調整可能
辛さ調整可能



ポイント
  • 口上は商品説明をリズミカルにする大道芸のようなもの


  • 浅草や川越などの屋台で聞くことが出来る





七味口上の意味





落語をにも『三遊亭』『笑福亭』などそれぞれの流派があるように七味唐辛子の口上にも、流派のようなものがあり、歌い手によって口上のやり方が違います。


また、七味唐辛子の材料も店によって微妙に配合が変わります。


今回は、関東を中心として活動されている『七色香本舗』の親方の口上を元に、解説していきます。

鷹の爪(唐辛子)



鷹の爪(唐辛子)
鷹の爪(唐辛子)


七味唐辛子の主な辛みを出している『鷹の爪』。


鷹の爪の口上の部分は以下の通りです。

売り口上

さぁ、まずね、四国は讃岐の名産物からいきましょう


こちら、八房


一つの幹から不思議にも、数多く8つの房が出るという八房の木一本


辛口のNo. 1


こちら、鷹の爪の純物に



『四国 讃岐』は、香川県をのこと。


香川本鷹と呼ばれる唐辛子の栽培が盛んで、地元では豊臣秀吉からの拝領品(祝いの品)であると言い伝えられています。


また、七味唐辛子の老舗『やげん堀中島商店』には、江戸初期に讃岐の国から唐辛子を仕入れていたという記録が残っている。


口上の通り、一つの幹から8つの房(実や花)が出る特徴があります。

ポイント
  • 四国讃岐は、香川県のこと


  • 江戸時代から祝いの品として讃岐唐辛子が送られていた


  • 一つの幹から8つの房が出る特徴を持っている



陳皮(みかんの皮)



陳皮(みかんの皮)
陳皮(みかんの皮)



陳皮(チンピ)の口上部分は、以下の通りです。

売り口上

紀州、有田からは新物のみかん


この尊い薬剤のみかん



先祖、代々漢方として使われました。



また、今現代においては苦味チンキアスピリンと、これ尊い薬剤の原料から



東京は芝、慈恵会医大病院においては、学名は陳皮



紀州(和歌山県)は、日本一のみかんの産地で、その中でも特に有田地方でみかんの栽培が盛んです。


有田みかんは、紀州・和歌山を代表する高級みかんブランドとして、百貨店や高級フルーツ店に並んでいる。


また、みかんの皮を乾燥させたものを『陳皮(チンピ)』といい、胃の調子を整えたり、冷え性、神経痛などに効果があると言われています。

ポイント
  • 紀州有田(和歌山県)は『日本一のみかんの産地』

  • 有田みかんは高級品

  • 陳皮は漢方としても使われる



松葉海苔(のり)



松葉海苔(のり)
松葉海苔(のり)


売り口上

また、松葉のように細かく散る松葉方



こちら細かくちぎり散らしたところから松葉のように見えたところから



こちら、松葉海苔と名付けられました



江戸は東京です、大森名産物


味付け海苔、磯の風味


これ松葉園、青のりから



東京大森は江戸の昔、日本の海苔の発祥地として、有名な浮世絵師『歌川広重』をはじめ、多くの浮世絵師たちにより、当時の海苔採りの様子などの風景が描かれています。



海苔が細かく散るところが松葉(松の葉っぱ)のように見えたところから『松葉海苔(マツバノリ)』と名付けられました。


ポイント
  • 東京大森は海苔の発祥地

  • 江戸の昔、多数の浮世絵師たちに海苔採りの様子が描かれた



白ごま



白ごま
白ごま



白ゴマの口上は以下の通りです。

売り口上

金ゴマ、銀ゴマ、黒ごま、白ゴマと数あるこちら4つの種類



動脈効果は血液循環、胃には一定で残る消化を助けるという



埼玉県からは武州川越の名産物これ、白胡麻のすりごま



埼玉県武州川越の名産のごま。


効能は、血液循環、胃の調子を整える作用があります。


また、古代エジプトの女王クレオパトラも美と健康のためにごまを摂取していたと言われている。

ポイント
  • ごまは、埼玉県武州川越の名産品

  • 血液循環、胃の調子を整える効能がある



山椒



山椒
山椒



山椒の口上は以下の通りです。

売り口上

また、味といえば香り、香りと言えば風味。


やはり、七味に欠かせないのは、こちら山椒の味と香り


こちら、誰が植えたか岩山椒


色は黒いが、味見はしゃんせ


山椒三年、目の薬と



歌に歌われましたものから、これ東海道朝倉山の本山椒の粉山椒が入ります



『朝倉』は、兵庫県養父市にある地名で、こちらで生産されている『朝倉山椒』は、豊臣秀吉が白湯に焦がした山椒の入れて飲み、『風流』と喜んだ記録や献上品として徳川家康に送ったという記録が残っています。


『味見はしゃんせ』とは、味見をしてくださいという意味。


昔は、目の薬としても山椒が使われていたそうです。


ポイント
  • 豊臣秀吉や徳川家康も好んだ『朝倉山椒』

  • 『山椒』は、目の薬としても活用していた



麻の実



麻の実
麻の実



麻の実の口上は以下の通りです。

売り口上

また、見た目は硬そうではありますが、噛んで香ばしいのが、日光の名産からは麻の実



こちら息切れ動悸心臓の薬、また人間の嫌な口臭、体液を消し止めるという野州



栃木県日光名産の麻の実が入りまして



栃木県は、日本一の麻の生産地であり、麻の実の原料となる『野州麻』が、名産品です。


『野州麻』は光沢があり、薄くしなやかで、丈夫なのが特徴。


この麻は、大麻の一種ですが、品種改良され麻薬性はありません。

ポイント
  • 栃木県は日本一の麻の生産地

  • 麻の実には、口臭や体臭を消し止める作用がある



焼き唐辛子



焼き唐辛子
焼き唐辛子



焼き唐辛子の口上は以下の通りです。

売り口上

最後、こちら生の唐辛子、胡麻の油で焼いた物です


これ、生の唐辛子をごまの油で焼くことにより『味』『香り』また、辛さにまろやかさが出ます



信州です、長野は善光寺の名産物



焼いて、焼き唐辛子から七色のお目通りの七味でございます



善光寺の『八幡屋礒五郎』は、日本の『三大七味唐辛子屋』と言われている、歴史ある老舗です。


『焼き唐辛子』は、その名の通り生の唐辛子を胡麻の油で焼いたもので、『味』と『香り』『辛さ』がまろやかになります。


ポイント
  • 『八幡屋磯五郎』は、三大七味屋

  • 胡麻の油で焼いて作るのが『焼き唐辛子』


その他の香辛料


広西唐辛子(左)ハバネロ(中)ブートジョロキア(右)
広西唐辛子(左)ハバネロ(中)ブートジョロキア(右)



先ほど、紹介した材料以外にも好みで追加で入れることも可能。


普通の辛さでは物足りない方は、過去に世界一辛い唐辛子としてギネスに登録された『ブートジョロキア』や『ハバネロ』がおすすめ。


また、ニンニクや柚など、色々な風味を足すことが出来ます。


まとめ



まとめ
  • 七味口上は、7つの材料を配合して作っている

  • 各種材料は、各地の名産品を取り寄せている

  • 『七味口上』は、江戸時代から続く伝統芸



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七味売り口上全文


売り口上

まず、辛さのベース中辛から混ぜていきましょう


七色、七種類から


各地の名産物、風味1番でございます



さぁ、四国は讃岐の名産物からいきましょう


こちら、八房



一つの幹から不思議にも、数多く8つの房が出るという八房の木一本



辛口のNo. 1


こちら、鷹の爪の純物に

紀州、有田からは新物のみかん


この尊い薬剤のみかん


先祖、代々漢方として使われました



また、今現代においては苦味チンキアスピリンと、これ尊い薬剤の原料から



東京は芝、慈恵会医大病院においては、学名は陳皮



また、松葉のように細かく散る松葉方


こちら細かくちぎり散らしたところから松葉のように見えたところから


こちら、松葉海苔と名付けられました



江戸は東京です、大森名産物



味付け海苔、磯の風味


これ松葉園、青のりから



金ゴマ、銀ゴマ、黒ごま、白ゴマと数あるこちら4つの種類



動脈効果は血液循環、胃には一定で残る消化を助けるという


埼玉県からは武州川越の名産物これ、白胡麻のすりごま

また、味といえば香り、香りと言えば風味。



やはり、七味に欠かせないのは、こちら山椒の味と香り


こちら、誰が植えたか岩山椒



色は黒いが、味見はしゃんせ


山椒三年、目の薬と


歌に歌われましたものから、これ東海道朝倉山の本山椒の粉山椒が入ります



また、見た目は硬そうではありますが、噛んで香ばしいのが、日光の名産からは麻の実



こちら息切れ動悸心臓の薬、また人間の嫌な口臭、体液を消し止めるという野州



栃木県日光名産の麻の実が入りまして



最後、こちら生の唐辛子、胡麻の油で焼いた物です


これ、生の唐辛子をごまの油で焼くことにより『味』『香り』また、辛さにまろやかさが出ます



信州です、長野は善光寺の名産物



焼いて、焼き唐辛子から七色のお目通りの七味、七色でございます



さぁ、こちらもね各種、各地の名産物、名産品でございます



混ぜて出来上がりましたものから、辛さのベースとなりますのは


一般ご家庭、大衆向け用の辛さが『中辛』



江戸時代、徳川は三代将軍家光候のご時世から『明治』『大正』『昭和』『平成』『令和』と、この現代に至るまで



風味1番からは、滋養薬用となっております



七色、七種類混ぜ上がりましたもの品物から


各種、各地の名産物


秘伝の香りから江戸風味七色でございます


自家製造、直売でございます




最後まで記事を見て頂きありがとうございます。





これからも『辛いもの好き』の為になる情報を発信していきたいと思います。




それでは、またお会いしましょう♪

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