中国新疆ウイグル自治区で食べられるウマ辛い料理のルーツとは?



こんにちは、激辛ジョニーです。


主に激辛系YouTuberとして活動しています。


メモ
  • 今まで食べた激辛料理は2000食以上


  • 日本全国の激辛料理店を回っています


最近、ウイグル料理を食べる機会があったので、気になって調べてみたのでウイグルの歴史とともに紹介していきたいと思います。


要約
  • 新疆ウイグル自治区は今から約70年前の1955年に誕生した
  • ウイグル料理は、基本的にムスリム(イスラム教徒)料理が主流
  • 食材、調味料、調理法などに、漢族からの影響もある



ウイグルとは?

東トルキスタン共和国の旗

『ウイグル』は、4世紀から13世紀にかけて中央ユーラシアで活動したテュルク系遊牧民族のルーツを持つ民族。


現在は、中国の新疆ウイグル自治区やカザフスタン・ウズベキスタン・キルギスなど中央アジアに居住していており、人口は約1,000万人と言われています。

一般的に日本で『ウイグル』というと、中国の新疆ウイグル自治区を示すことが多い。

そもそも何で中国に『ウイグル自治区』が誕生したのでしょうか?

さかのぼること、今から約70年前の1945年の第二次世界大戦で日本が敗戦し、それまで協力関係にあった中国国民党(国民政府)と中国共産党の両党は内戦状態になります。(国共内戦)

1949年アメリカの援助を受けた国民政府軍は、ソ連の援助を受けた中国共産党との戦いに敗れ、中国本土の拠点を失い、台湾へと逃れます。

現在、戦闘行為は発生してないものの中国統一を巡って対立関係にあります。

国共内戦を制した中国共産党は、イリ政府(東トルキスタン共和国)に戦地などで敵対勢力の装備する武装や補給物資を奪うことを目的に交渉を行なった。

結果的に中国人民解放軍は、現在自治区になっているエリアに進軍し、1955年に中華人民共和国で2番目の自治区新疆ウイグル自治区が設置されることになりました。

こういった背景もあり、ウイグル人や漢民族が人口の多数を占めており、主な宗教は、仏教とイスラム教となっている。

ポイント
  • ウイグル人口は約1000万人
  • 新疆ウイグル自治区は今から約70年前の1955年に誕生した

ウイグル料理とは?

ウイグル料理

ウイグル料理は、地理的にも隣接するウズベク人やカザフ人と共通した料理が多く、基本的にムスリム(イスラム教徒)の料理が主流です。

また、食材、調味料、調理法などに、漢族からの影響も見ることができる。

個人的には、インドのカレーと中華料理が合わさったような料理だと、ザックリ認識しています。

清真料理とも言われる『ウイグル料理』は、必ずハラールの食材を用いる。

ハラールとは、イスラム法上で行って良い事や食べることが許されている食材や料理を指しており、豚肉などを食べることは禁止されています。

ウイグル人の喫食は、一度にまとまった量を食べる「食事」のタマク (تاماق) と、紅茶を中心にナンや果物、ナッツなどを軽く食べる「喫茶」のチャイ (چاي) に大きく分かている。

主食は小麦と米で、肉類は羊肉が主に食べられ、牛肉や鶏肉もよく用いられます。

地方によっては鹿肉や鳩などの野鳥も食用にされ、野菜も豊富に用いる。

トマト、ニンジン、タマネギ、大根、ナス、カッコウアザミなどがよく使われ、香辛料としては、トウガラシ、クミンが多用され、ショウガ、花椒、フェンネル、カルダモンなども用います。

ポイント
  • ウイグル料理は、必ず『ハラール』を用いる
  • 小麦や米、羊肉などがよく食べられる

ウイグルの辛い料理


大盤鶏(鶏肉とじゃが芋の麻辣煮)



大盤鶏(鶏肉とじゃが芋の麻辣煮)



中国全土で高い知名度を誇る新疆ウイグル自治区の大盤鶏(鶏肉とじゃが芋の麻辣煮)は、骨付き鶏肉やじゃが芋を香辛料で煮込み、大皿(大盤)に盛り付ける豪快な料理。

唐辛子・花椒・八角・桂皮などの香辛料を効かせた、スパイシーな味付けが特徴。


山盛りの骨つき鶏肉が運ばれると、刺激的な香りが漂う食欲をそそる一品。

『大盤鶏』は、新疆ウイグル自治区に移り住んだ漢民族の食の影響を受けており、少数民族のウイグル族と漢民族の食文化のが合わさった料理です。


新疆風ラムハツの串焼き

新疆風ラムハツの串焼き



ラムハツは、唐辛子、花椒、クミンなどのスパイスがたっぷり掛かり、とてもスパイシーな料理。

麻辣味が効いており、臭みもスパイスで緩和されているので食べやすい料理です。

スパイスには、香りを目的としたもの、辛味を与えるもの、色を用いるもの、またはこれらの目的を2つ以上持っているものなどがあります。

香辛料は、スパイスのうちでも特に料理に辛みを添えて肉の臭みなどを消し、食欲を高めるものでウイグル料理にも頻繁に使われます。

まとめ

まとめ
  • 新疆ウイグル自治区は今から約70年前の1955年に誕生した
  • ウイグル料理は、基本的にムスリム(イスラム教徒)料理が主流
  • 食材、調味料、調理法などに、漢族からの影響もある

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