辛さの極地、風味の深み、そして料理への新たな興奮。
今回は、インド北東部とバングラデシュで栽培される唐辛子、ナガ・モリッチにスポットを当ててみましょう。
ブット・ジョロキアとの関係、驚異の辛さ、そしてナガランド州の自生地での特有な品種など、このスパイシーな旅にご一緒に。
さらに、その辛さと風味が引き立つ料理の楽しみ方もご紹介します。
【要約】
- ナガ・モリッチ: インド唐辛子、辛さ110万 SHU。
- ユニークな風味、料理愛好者におすすめ。
- バーベキューとグリル料理で際立つ。
ナガ・モリッチ（Naga Morich）とは？
ナガ・モリッチは、インド北東部とバングラデシュで広く栽培されている唐辛子の一種です。
この唐辛子がブット・ジョロキアと同じものなのか、それとも別の品種なのかについては、専門家の間でも見解が一致していません。
しかし、その辛さで知られ、驚くべきことに、スコヴィル値が110万 SHUという天然唐辛子の中で最も辛いものです。
「モーリッチ」は、ベンガル語で唐辛子を指す言葉であり、アッサム語、ネパール語、ヒンディー語、ナガランド語、マニプール語でも同様の単語が使われています。
興味深いことに、「ナガ・ミルチャ」は、インド政府によってナガランド州の特定地域産品（地理的表示）として登録されています。
これは、その唐辛子がナガランド州で生産される独自の品種であることを示しています。
ナガ・モリッチ（Naga Morich）の特徴
ナガ・モリッチは、トウガラシの仲間で、典型的な特徴として大きな葉、小さな5弁の花、そして激辛な果実を持つ中小型の低木です。
この品種は、他の2つの有名なトウガラシ、ブート・ジョロキアやビ・ジョロキアと比べるとやや小さいですが、その果肉は滑らかではなく、にきびのようなリブが特徴です。
生息地はインド北東部で、具体的にはナガランド州、マニプール州、アッサム州に分布しています。
ナガ族と呼ばれる地域に自生しており、この地域がナガ・モリッチの本来の生息地です。
興味深いことに、ナガ・モリッチは世界中で栽培され、ホットソースの製造に利用されています。
米国や英国（亜種としてドーセット・ナガ）、オーストラリアでも栽培が行われ、特にフィンランドではスーパーマーケットで生鮮品が販売されています。
これは、ナガ・モリッチがその独自の辛さと風味で世界中で愛され、様々な料理やホットソースのアレンジに活用されていることを示しています。
ナガ・モリッチ（Naga Morich）の利用方法
ナガ・モリッチ唐辛子は非常に辛いですが、その中には独特な風味が広がります。
ゴーストペッパーと同様に、甘みと微かな酸味が感じられ、その後にはわずかながら木のようなスモーキーな風味が続きます。
この特有の風味ゆえに、バーベキューやグリル料理に最適です。
どんな人におすすめ？
ナガ・モリッチは本格的で辛い味わいが好きな料理愛好者やスパイス好きの方におすすめです。
その独自の風味は、料理に深みを与え、特にバーベキューやグリル料理をアップグレードしたい方に適しています。
また、辛さへの耐性がある人や新しいトウガラシの経験を求める人にも興味深い選択肢となるでしょう。
【まとめ】
- ナガ・モリッチ: インド唐辛子、辛さ110万 SHU。
- ユニークな風味、料理愛好者におすすめ。
- バーベキューとグリル料理で際立つ。
ナガ・モリッチは辛さの極地と独自の風味で料理に深みを与えます。
ブログを通じて、その由来や特徴に迫りました。
料理愛好者や新しいスパイス体験を求める方におすすめです。
バーベキューやグリル料理に取り入れ、驚きと興奮を味わってみてください。
この唐辛子は、世界中で愛され、各国で栽培されています。
ナガ・モリッチの魅力を発見し、辛さと風味の新たな次元に挑戦しましょう。
【脚注】
最後まで記事を見て頂きありがとうございます。
