こんにちは、激辛ジョニーです。
主に激辛系YouTuberとして活動しています。
- 今まで食べた激辛料理は2000食以上
- 日本全国の激辛料理店を回っています
これは先日、北海道へ激辛料理を求めて旅をしていた際にスープカレー屋『マジックスパイス 』に入った時の話。
いつも、辛い料理を食べる時は、お店の方に店名の由来や、なぜこのような料理を作ったのかなど、創業までのお話しを質問したりしています。
お店の歴史やバックボーンの話を聞くと、同じ料理でも見え方や味わい方が変わってくる。(それっぽく言ってみた。)
個人的に『人』や創業までの『歴史』の話に興味があります。
そして、今回も『マジックスパイス』の店員さんにあれこれ質問させて頂いたところ、なんと創業者のマスターと電話させて貰えることになったのが、この話の始まり。
一度もお会いしたことはありませんが、電話越しでも感じるパワーというか眩しいオーラ的なものを感じました。(本当は見えないけど。)
今回は、電話でインタビューさせて頂いたお話の内容を下に、『マジックスパイス 』創業までの人間ドラマを文章に綴っていきたいと思います。
- 『マジックスパイス 』は、日本各地に店舗展開している人気スープカレー店
- 医療の発達していない貧困地域で見た『スパイス活用術』
- 戦争反対活動、そして刑務所へ
目次
スープカレーの名店『マジックスパイス』とは?
まず、インタビュー記事の前に『マジックスパイス』とは、どんなお店なのかチェックしていきましょう。
『マジックスパイス 』は、北海道札幌発祥のスープカレーの元祖と言われるお店。
漢方薬にも使われる、様々な種類の香辛料をブレンドしているので、身体にも優しいカレーです。
食べログ百名店にも選ばれるほど、『味』『サービス』共に洗練されたお店なのです。
現在では、『札幌』『東京』『大阪』『名古屋』にも店舗展開しています。
『医食同源』がコンセプト
医食同源(いしょくどうげん)とは、日頃からバランスの取れた健康的な食事をとることで病気を予防し、治療しようとする考え方です。
マジックスパイスのカレーには、身体の調子を整える様々なスパイスが入っており、普段の食事から元気をサポートしてくれます。
このスパイスは、マスター(下村さん)が、自らインドやタイをまわって探した約30種類のスパイスを使用しています。
- 『北海道』『東京』『名古屋』『大阪』など、日本各地に店舗展開している
- テーマは『医食同源』
- 食べログ百名店にも選出されている
【スープカレーの食レポ記事】
【食べログ百名店】1日限定5食の激辛スープカレーで宇宙空間に誘われる。
『マジックスパイス』創業までの道のり
現在は、日本各地で店舗展開している人気スープカレー店『マジックスパイス』ですが、創業に至るまで、壮絶な経験をされたマスターこと、下村さん。
ここからは、電話でお話しした内容を下に文章を綴っていきたいと思います。
インドやタイの貧困地域で見た健康法
マスターのお父様は、医師で当時から『人間の身体というのは、自然治癒力がある』と着目しておりました。
15歳の時に父に連れられて、インドやタイを旅行。
その時に、現地の貧困地域の方々は、医療が発展していないのに元気で健康なことにマスター少年は疑問を思った。
話を聞いてみると、普段の食事からスパイスを摂取して身体の健康を保っていたのだ。
スパイスは、薬膳や漢方薬にも使われるもの。
普段の食事から手軽にとれる。
まさに、『マジックスパイス 』のテーマ『医食同源』のルーツがここにあった。
その後、インドネシアのバリ島でスパイスを多く使った鶏肉のスープ料理『ソトアヤム』を食べた時に『この感動した味をみんなに食べさせたい』と思いから、日本人向けにアレンジして、試行錯誤の末に出来上がったのが、マジックスパイスのカレーなのです。
戦争反対活動、そして刑務所へ
父が医師であったこともあり、学生時代は東京の医学部に通っていたマスター。
電話越しでふと、疑問に思った。
『医学の勉強をしていたのにスープカレー?』
ここに壮絶な人間ドラマがあった。
今から約65年前にベトナム戦争(1955年〜1975年)という南北ベトナムの統治をめぐる戦争が勃発。
南ベトナムはアメリカ合衆国、北ベトナムはソビエト社会主義共和連邦(ソ連)の支援を受けていた為、実質、アメリカとソ連をはじめとする資本主義陣営と社会主義陣営の代理戦争とも言われています。
アメリカの太平洋司令官が『沖縄なくして、ベトナム戦争を続けることはできない』と語っており、日本はアメリカ軍にとって、重要な後方基地でした。
当時、軍服や車両、電気製品などアメリカ軍にとって必要な物資を作り、日本の産業界は潤ったそうです。
一方で、ベトナム戦争の激化にともない、日本国内での反戦活動が次第に大きくなり、反対集会やデモ、ベトナム人民へ支援の募金など様々な活動が行われました。
そんな最中、当時学生だったマスターは、新宿での反戦活動中に機動隊に捕まり、1ヶ月の間、刑務所生活を送ることに。
1ヶ月後、刑務所から出てきたマスターに待ち受けていたのは、『学校クビ』という残酷な知らせ。
志半ばで、医師への道が閉ざされたマスターに父は、『別に医師にならなくてもいい』と声をかけた。
薬は、あくまで小道具に過ぎない。
道は違えど、人の健康をサポートすることに代わりはない。
そこから、研究に研究を重ね、今日の『マジックスパイス』のスープカレーが出来上がった。
このスープカレーには、そんなマスターの愛情が詰まった一杯なのだった。
- 医療の発達していない貧困地域の元気の源は『スパイス』
- バリ島で食べた鶏肉のスパイススープ『ソトアヤム』に感化された
- 『医師』、『スープカレー屋』それぞれ、道は違えど人の健康をサポートする志は同じ
まとめ
長々と文章を綴ってまいりましたが、数十分の電話でのインタビューだった為、まだまだ語りきれないお話があったと思います。
電話越しでも感じる、人間味や力強さ。
店舗のスタッフさんの元気溌剌な接客は、マスターの人柄の影響かスープカレーの影響なのか。
皆さんも、マジックスパイスの『魔法』にかかってみてはいかがだろうか?
- 『マジックスパイス 』は、日本各地に店舗展開している人気スープカレー店
- 医療の発達していない貧困地域の元気の源は『スパイス』
- マジックスパイスのスープカレーは、マスターの愛が詰まった一杯
【店舗情報】
〔マジックスパイス札幌本店〕
札幌市白石区本郷通8丁目南6-2
〔マジックスパイス東京店〕
東京都世田谷区北沢1-40-15
〔マジックスパイスなにわ店〕
大阪府大阪市浪速区稲荷1丁目10-20
〔マジックスパイス名古屋店〕
愛知県名古屋市中区大須3丁目15-13
〔マジックスパイスHP〕
http://www.magicspice.net/
【激辛ジョニーのスパイス道】
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【ピリ辛ジョニーのスパイス道】
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