激辛料理を食べた時に襲う腹痛!このお腹の痛みはあとどれくらい?食べたものがウンチになるまでの時間など解説!

『三度の飯より好き』ということわざがありますが、昼と夜の二食しか食べないので、この表現が使えなくて困ってます。

そんな事はどうでも良くて、皆さんは食べたものが、口に入れてからウンチになるまでの時間って分かりますか?

激辛料理を食べた時、『このお腹の痛みは後どれくらいで治るのか?』

そんなことを思ったことはないでしょうか?

人間の身体の仕組みを知る事で、今感じるお腹の痛みを計算できるかもしれません。

要約

・食べたものがウンチになるまでは、24〜72時間
・消化の早い食べ物と遅い食べ物がある
・ヨーグルト最強


なぜ、辛い料理を食べると腹痛が起きる?


辛いものを食べると腹痛が起こるのは、香辛料に含まれる辛味成分カプサイシンや、スパイスやハーブに含まれる薬効成分の過剰摂取によって胃腸の粘膜が刺激され、胃酸が過剰に分泌されてしまうことにより起こると考えられています。

食べ物を口に入れてからウンチになるまで

胃や腸などは、食べた物を分解・消化し、必要な栄養分と水分を吸収した後、老廃物を便として排泄します。

口から摂取された食べ物が便として排泄されるまでの時間は、約24時間から72時間です。

食事をすると食物は、口→咽頭→食道→胃→小腸(十二指腸、空腸、回腸)→大腸(盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸)→肛門を通り便として体外に出ます。

いわゆる「消化管」とは、食物の通り道のことです。

ここではそれぞれの消化管の役割を見ていきましょう。

スタート地点の口の役割ですが、生きていくために必要な食べ物を摂食(食事をとること)、咀嚼(食べ物を噛んで食べやすくすること)、嚥下(飲み込むこと)といった最低限の機能があります。

咽頭(いんとう)

呼吸の道筋(気道)を保ちながら、食べたものが気管に入ってむせないようにものを飲み込む機能があります。

食堂

食道は、のど(咽頭)と胃の間をつなぐ管状の臓器で、部位によって、頸部食道、胸部食道、腹部食道と呼ばれています。

食道は体の中心部にあり、気管、心臓、大動脈や肺などの臓器や背骨に囲まれています。

胃(滞在時間:2〜5時間)

胃は、口から食道を通って入ってきた食物が蓄えられる袋のような臓器です。

空腹のときは細長くしぼんでいますが、満腹時には大きくふくらんで食べ物や飲み物を1.5~2.5リットルも貯めこむことができます。

摂取した食物をとりあえず蓄え、消化の第一段階が行われます。

胃が動いて(収縮運動)、食物をこね回し、胃液をよく混ぜ合わせて、食物をどろどろの状態にします。

小腸(滞在時間:5〜8時間)

小腸(空腸・回腸)は、胃や十二指腸で消化された食べ物をさらに分解し、栄養素を吸収するはたらきをしています。

十二指腸も小腸の一部ですが、一般的に小腸とは空腸・回腸のことをいいます。

小腸は人間の身体の中で最も長い臓器ともいわれ、約6メートルほどあります。

大腸(滞在時間: 15~20時間)

大腸は、食べ物の最後の通り道です。

小腸に続いて、右下腹部から始まり、おなかの中をぐるりと大きく回って、肛門につながります。

水分やミネラルを吸収し、便を作るはたらきをしており、長さは1.5〜2mほどの臓器です。

肛門

消化管のゴール地点です。
ちなみに激辛料理を食べてお尻が痛くなるのは、香辛料の成分が分解しきれずに肛門まで辿り着くためです。

消化が早い食べ物、遅い食べ物

消化が『遅い』からといって『消化に悪い食べ物』とは限りませんので、ご注意下さい。

・消化が早い食べ物
ヨーグルト
フルーツ
はちみつ

ちなみに飲んだ飲み物が尿になるまでの時間は、約3時間です。

・消化が遅い食べ物
穀物
ナッツ


口に食べ物を入れてから排便までの時間に差があるのは、消化の速度を左右する食べ物に原因があります。

激辛好きが、手放せないヨーグルトは、消化にも良くて辛さも和らげてくれるので万能ですね。

消化に良い食べ物、悪い食べ物

・消化に良い食べ物
ご飯
麺類
豆腐

魚介類

消化の良い食品は、ご飯や麺類のような、主食になる炭水化物です。

続いて、豆腐や卵、魚介類のような、脂肪と食物繊維の両方の量が少ない食品です。

・消化に悪い食べ物

バター
きのこ
根菜類
ごぼう
海藻

消化の悪い食品は、油やバターといった脂肪だらけの油脂類、きのこや海草類、ごぼうやれんこんといった根菜類のような、食物繊維の豊富な食品です。

便秘解消に効果的な食物繊維ですが、胃腸が弱っている時には避けたい存在です。

食物繊維には「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」の2種類があり、特に胃腸に負担をかけるのは、溶けずに腸まで届く「不溶性食物繊維」です。

『食物繊維』と言えば、身体に良いというイメージがありますが、食べるタイミング次第では胃腸に負担をかけてしまうなんて、意外ですね。


激辛料理のような刺激物を食べる以上、自分の身体の仕組みを知ることは大切な事です。

もし、辛い料理を食べて腹痛に襲われたら、食べたものが消化に良いか悪いをチェックし、排便までの時間が分かったら、少しは気が楽になるのかもしれませんね。笑

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