アジアは、六大州で最も大きな州であり、世界の都市のうち人口上位8位までが、アジアに属する国が占めています。
今回は、そんな多種多様な国の料理が集結しているアジアの辛い料理を紹介していきたいと思います。
目次
中国のの代表的な辛い料理
広大な国土を持つ中国には、それぞれの地方で愛される郷土料理があります。
その中でも辛くて刺激的な料理が『四川料理』と『湖南料理』です。
今回は、3つほどピックアップしてご紹介します。
麻婆豆腐
中国四大料理の一つ『四川料理』の代表的な料理。
炒めた挽肉に赤唐辛子や花椒、豆板醤、豆豉などで辛味と痺れを効かした料理。
日本でも馴染みのメニューですが、本場の四川料理屋では、花椒が強めに効いています。
辣子鶏（ラーズーチー）
麻婆豆腐と同じく、辛くて痺れる『四川料理』の代表的な料理。
鶏肉の唐揚げを大量の唐辛子や花椒などと共に炒めて作ります。
鶏のの唐揚げと共に炒められた唐辛子はに関しては、風味付けに使われているので、本来は食べません。
魚の頭の唐辛子ソース蒸し
中国八大料理の『湖南料理』の代表的なメニュー。
魚の頭を唐辛子などの香辛料と共に蒸して作ります。
最後は、出汁の効いたスープに麺を入れてシメとして食べます。
韓国の代表的な辛い料理
日本からも近い韓国は、私たちにとって身近で気軽に旅行できる国です。
韓国といえば、キムチやスンドゥブなど辛い料理のイメージがあり、その種類は豊富にあります。
こちらでは、汗がしたたるほどの激辛な韓国料理を紹介していきます。
ブルダック（激辛鶏）
『ブルダック』は、直訳すると『辛い鶏』という意味です。
日本でも馴染みのある激辛麺『ブルダックポックミョン』も、この語源からきています。
2000年代に韓国で流行り出した料理で、比較的新しいメニューです。
チュクミポックム
タコを鍋で唐辛子とコチュジャンで辛く炒めた料理で、韓国の代表的な激辛料理として知られています。
『チュクミ』を訳すと、『イイダコ』という意味です。
タッパル
『タッパル』とは、鶏の足をぶつ切りにして、唐辛子を基本とした調味料で辛い味付けをした料理。
見た目はグロテスクですが、コラーゲンたっぷりで旨いと人気があります。
タイの代表的な辛い料理
スパイシーでヘルシーなタイ料理。
日本ではトムヤムクンやガパオといったタイ料理がよく知られていますが、それ以外にも辛くて美味しいメニューがあります。
こちらのトピックでは、激辛からピリ辛までのタイの代表的な料理を紹介していきます。
パッキーマオ
パッキーマオは直訳すると『酔っ払い炒め』。
酔っ払いが食べたらすぐに酔いが覚めるほどの辛さの食べ物とか酒に酔ったコックが適当に作ったらあり得ないぐらいの辛い料理ができてしまったなど、名前の由来と考えられる説がいくつかあります。
唐辛子や黒胡椒など数種類の香辛料を使用し、辛さが非常に強い料理です。
日本で言う、激辛焼きそばのような食べ物です。
ゲーン・パー
『ゲーン・パー』とは、森のカレーという意味で汁気の多いスープカレーのような料理。
グリーンペッパーや唐辛子、ニンニクなどでスパイシーな味付けをするのが特徴です。
ソムタム
『ソムタム』はタイやラオスなどで食べられている、青いパパイヤを使ったサラダです。
タイの代表的な家庭料理で、唐辛子、ライム、塩などで味付けしている。
お店にもよるが非常に辛味が強いものもある。
その他の国の辛い料理
ソルポテト（インド）
『ソル・ポテル』はスパイシーなソーセージのチョリソやソーセージと内臓の煮込み料理。
ポルトガル起源の料理でスパイシーで酸味のあるソースで味付けする。
ローガンジョシュ（インドカレー）
肉を使ったスパイシーな香りのするカレー料理。
赤肉料理で、とくに伝統的レシピでは羊肉かヤギ肉を用いて作られます。
主に『アルカネット』の花か根と、カシミール唐辛子を使って色や味をつける、カシミール料理の代表的なものです。
ちなみに『カレー』という意味は、インド料理の特徴的な調理法を用いた料理に対する言葉。
エマダツィ（ブータン）
世界一辛いと言われているブータン料理。
もともと、地形や気候などの環境で唐辛子を使った料理が多くあります。
その中でも代表的な料理が、『エマダツィ』。
唐辛子を火にかけ、チーズを入れて煮た後にトマトやニンニクなど入れます。
カンクン・ブラチャン（マレーシア）
トウガラシとブラチャン（エビペースト）の刺激的なソースで炒めた空芯菜。
料理に使われる香辛料『サンバル・ブラチャン』は、激辛で独特の匂いがあります。
初めて食べる時は抵抗を感じる方も多いようですが、慣れると意外とクセになるようです。
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